デパートやスーパーマーケット、またはコンビニでも数多くの生鮮食品が用意されています。アイスクリームから野菜、総菜弁当などは温度管理をしっかりとおこなって保存をしないといけません。基本的には10度以下が好ましく、年間を通して同じ温度と湿度になるようになされています。それを可能にしているのが業務用食品保存用ガラス容器です。
この機材が誕生したのは1970年代後半で、国内の大手家電メーカーが開発・製造を担当されました。ここでは簡単に、業務用保存ガラス容器の仕組みについて見ていくことにしましょう。以前は対象物を冷やすという機能しか業務用でも持ち合わせていませんでした。生鮮食品のなかでも魚介類を対象としていたのがポイントです。
ところが1980年代以降になると、食の多様化が進んでガラス容器も比例するように進化を遂げていきました。冷やすだけでなく温めるというものも生まれ、コンビニに設置をされています。温かい飲み物を保管したり、肉まんという総菜を蒸すことも可能となりました。業務用ガラス容器にはさらに、湿度管理も可能となるセンサーを搭載するようにもなっています。
総菜などの調理済み食品の場合、品質を保つためには湿度調整を怠ることができません。業務用ガラス容器はパッキンが備わっているので高い気密性を持ち合わせており、このなかに弁当などを入れておけば1日以上良好状態をキープできます。これにより工場などでは作り置きが実現できました。